WEB町長室

私の言葉は。

2008年9月9日

私は、職業柄、色々な場面で挨拶をしますが、自分の言葉で話しているだろうかと常に自分に問いかけております。
他人から借りた言葉ならいっぱい知っております。
しかし、ただ知っているだけではだめです。
何故かといいますと、所詮は借り物だからです。
自分の言葉には歴史があります。
ある時は汗であり、またあるときは痛恨の涙だったりしますが、この経験が人に感動を与えるものであると思っております。
ただ借り物の言葉は、恰好良く、耳障りの良いのは確かでありますが、聞く側に感動与えることはできません。
やはり、自分の言葉とするためには、大いに恥をかき、大いに汗をかくことが必要であります。
また、言葉は人を傷つけます。
言った本人が気づかない、何気ない一言が。
優しい人は優しい言葉を、冷たい人は冷たい言葉を持っているものであります。
言葉は体臭と同じであります。
本人は気づかないかもしれませんが、周囲は感じています。
できるなら、回りを暖かく包み込む自分の言葉が欲しいと願っております。
やさしく、ほんわりした・・・。