今の若い者は・・・
2007年10月31日
先日、ある町長との雑談の中で、若い職員の話題が出ました。町長が言うには、若い職員は「町長がどんなに頑張れと言ってくれても、上司が自分の提案を取り上げてくれない。だから、どんな提案をしてもムダなのでやる気が起こらない」とこぼすそうです。
このことは、私が若い職員とミーティングした際にも何回か出てきた話題でありますので他人事でありません。
ところが改めて考えてみますと、私たちの若い頃にも同じようなグチをこぼしていたような気がします。
これは、永遠のテーマなのでしょうか。
ある本に、ユニクロの柳井正会長が次のような示唆に富んだ話しを載せておりました。
「『人が自分の言うことを素直に聞いてくれない』『提案が通らない』などというときは、周囲があなたの能力を認めていないと考えるべきでしょう。仕事には、一人でやり遂げられるものはほとんどありません。『この人とだったら組んでいい仕事ができる』『一緒にやりたい』という他人の評価がなければ、前へ進めないのです」
そしてある年齢になりますと、今度は「今の若い者は・・・」というフレーズが出てきます。
そういえば、今から約4,500年前に建てられたエジプトのピラミッドにも、「今の若い者は・・・」という言葉が記されていたそうです。