クロルピクリン錠剤による土壌消毒試験実施(その2)について

町では今年度、主要作物であるサヤエンドウの長年の課題であった連作障害を解消するために、JA・檜山農業改良普及センターの協力のもと、クロルピクリン錠剤を用いた土壌消毒試験を実施いたします。
 
この試験は、病原菌の発生などの理由から連作障害が見られているほ場において、本錠剤を散布した上で改めてサヤエンドウを作付けし、その生育・収量状況を検証することを目的としており、町内4戸の生産者に試験ほ場の設置を委託する形で行います。
 
前回、町内字豊田の鈴木敏秋さんの取り組みについてご紹介いたしましたが、今回は、平成25年6月7日に八田勇さん(字中須田)と石澤敏勝さん(字木ノ子)、また同月28日には大口勇さん(字桂岡)のほ場において、各々錠剤の散布間隔、土壌との混和方法などが異なる試験ほ場の設置を行いました。
 
中でもサヤエンドウ生産組合の組合長を務める大口さんは、あえて今年で3年連続の作付けとなるほ場で取り組んでいただくこととなり、本人は「このほ場で品質・収量ともに良好なものが採れれば、土壌消毒試験は成功したと言えるよ。」と話していることからも、本試験への期待がうかがえました。
 
町では、夏には生産者に呼びかけ、現地見学会を実施する予定です。

  
(土壌消毒作業風景 左:八田 勇さん 右:石澤 敏勝さん)
 

(土壌消毒作業風景下:大口 勇さん)
 

問い合わせ先

農林課農業林業グループ
電話:0139-55-2311 ( 内線 241 )