今春、本町において2戸の農家が稲作の低コスト化・省力化を実現する「密苗」栽培を行っており、その効果が期待されています。
密苗は、は種量を通常の2~3倍にし、育苗期間を慣行栽培(中苗箱マット苗)に比べ約1/2に短縮、稚苗の段階で移植するといった言わば
「たくさんまいて、小さなうちに植える」技術で、作業は慣行とほぼ同様で取り組みやすく、本町における稲作の課題であった更なるコスト低減と春作業の繁忙解消に適したものといえます。
取組農家からは、「密苗は稲作の規模拡大を図るにあたり必要な技術。春作業の省力化に手応えを感じているので、今後も取り組んでいきたい。」との感想を聞くことができ、田植え後の順調な苗の生育状況から、秋の豊作に期待がもてます。
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密苗仕様の田植機により、稚苗のかき取りと正確な移植を実現(森啓介さんのほ場(町内中須田))
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